林道コースガイドＶｏｌ．１4（２００２．１）
東名高速道路、名古屋インターチェンジから東へ４０ｋｍ、愛知県は設楽町（したらちょう）にある
「段戸湖の奥にあるちょっとした林道」を紹介します。
といっても、すぐ行き止りなのですが（笑）
今回は林道ガイドというよりも「自転車での雪遊び」の紹介です。
林道は
●一般の道路とは異なり地元の人や山の所有者が作業や仕事で使うためのものである場合も多く、通行の
さいにはそれらの方々の迷惑にならないようにするのが第一です。工事中の場合も同様です。
●道幅が狭い上にガードレールやカーブミラーも無いことが多くバイクやハイカーもおり事故には充分注意
が必要です。これらが守られないと「一般車やバイク通行止め」の動きが広まってゆき、走る場所が無くなっ
てゆくことになります。
●天候の変化で路面状態が急変したり土砂崩れによる災害なども発生しやすいため通行には充分注意が
必要です。崩落個所を強行突破するような無茶はやめましょう。ヤバイときは引き返す。これが鉄則です。
●以上のことに十分注意して自分の責任と判断で走行してください。だだしそれでも事故、トラブルに巻き込
まれたとしても作者は一切責任を負えません。
| 所在地 | 愛知県、設楽町 昭文社ツーリング・マップ中部Ｐ３１（Ｈ−３） 田峰小裏谷分校近くの池から裏谷高原キャンプ場のあたりまで |
| ダート延長 | 約１ｋｍ、出来山方面までさらに林道は続くがゲートで通行止め |
| ダート路面状況 | 硬い土に砂利が少々、所々に水たまりあり この日は全面積雪、約１０〜１５ｃｍ、一部凍結あり |
| 通行可 能時期 |
雪もそんなに降らない場所なので、大雪の後でなければ、ＭＴＢなら通行可能？ |
| 特記事項 | 段戸湖わきの林道入り口より一般のバイク、車は通行止め 自転車か徒歩でしか入れません |
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名古屋ＩＣ方面から猿投グリーンロードと国道１５３号を通って東へ。足助町の町並みを抜け、伊勢神トンネルを過ぎて最初の左ヘアピンから、段戸川に沿って右へ（県道４８４の方へ）曲がると段戸湖へ着きます。 この区間はとても景色がきれいなので、段戸湖の手前で、空き地に車を止め、ＭＴＢを車から降ろして走ることにしました。 雪の川景色を見ながら、ゆるい坂をのんびり段戸湖まで漕いで行きます。 ←対・長距離移動作戦用の２番機、カルディナ２ＷＤ号（林道走破性はゼロ） |
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この季節、山の上にある段戸湖は、ほぼ全面凍結しています。 シーズン中はフライフィシャーでにぎわう有料釣堀なのですが、この日はさすがに誰も居ません（笑） 段戸湖わきの駐車場から右に曲がって小川を越えると、待望の未舗装路が始まります。 |
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この日、とっても寒かったのですが、お天気は最高。 おかげで部分的に雪が解けてしまっていて、車輪から泥が飛び散ってきます。 この点、ランドナーならしっかりした泥除けがついているので問題無いのですが．．．私がＭＴＢで一番気に入らないのはこの部分です。 ＭＴＢは汚れても良い格好で乗るのが基本なのかもしれませんが、あまり大げさでなくて、デザインの良いフル・マッドガードあれば欲しいですね。 街乗りなんかではもっとニーズがありそうなので早く商品化されないかな〜？ |
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途中、段戸高原の碑の前で記念撮影。 少し走ると日陰になって雪が多くなってきました。 路面の積雪は５〜１０ｃｍ。しかも下が凍った上に新雪が乗っているようで、少し力を入れて漕ぐとすぐにタイヤが空転してしまいます。 上り坂なのですが力も入れられず．．．でも、このズルズル来る感覚（長く忘れていた）がたまりませんネ（笑） 撮影後、数１００ｍ走ると簡単なゲートに行く手を阻まれてしまいました。前からこの林道は少し気になっていたのでガックリでしたが、この路面状況で深追いするのもマズイので引き返すことに決めました。 |
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坂を下り始めて数１０ｍ。軽くブレーキを掛けたらツルッときて．．． ヤバイ！！でも右のポケットにはカメラ、左にはデジカメが．．． どちらに転ぶか迷っている（とっても短い時間ですが）うちに、私はケツから落ちてＭＴＢは遠くにスッ飛んで行ってしまいました。 クソー！痛ったー！！ こんなとこまで来て．．．チョット腹が立って来ましたが、自業自得です（笑） |
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段戸高原の碑のところまで戻ると、すぐ近くに公園風の大きな広場がありました。１．５ｋｍほど走っただけですが、雪を払いのけてベンチで休憩。ポットの紅茶とビスケットを出して軽いティータイムにしました。それにしてもケツが痛いな。 その後、公園脇の水辺まで自転車を走らせたり、ベンチのところまで戻って音楽を聴いたりして、小１時間ほどのんびりしていました。 この日は仕事の代休だったので、ほかの皆さんは現在「お仕事」中。 一見アホらしいことをやっていても、そのおかげでとってもリフレッシュできました（笑）。帰りは、「日帰り温泉で」のーんびりと。 |
＜＜編集後記＞＞
実はこの写真、２００１．２月に走ってきたときのものです。
そのときは、「ご紹介するほどのネタではない」と、お蔵入りにしていたのですが、「たまにはこんなのも
面白いよ」という意味もあって紹介することにしました。
「手近な場所にあるものの、あまり走り応えが無いような林道」でも、雪が降れば一気に面白いフィールドに
大変身します。
チョットした遊びのつもりで行ったのですが帰ってからもケツが痛く、見るとしっかりアザで黒くなっていました。
雪の単独行は、いつもよりも安全マージンを残しておかないとヤバイので．．．
皆さんも雪遊びは「軽ーく」楽しんで、帰りは日帰り温泉でも、のんびり入って帰ってください（笑）
今回は、「林道としては大した場所では無い」という事で、コース図は載せませんが、林道ガイドＶｏｌ.９の
手前の場所なので段戸湖の位置と温泉の地図はこちらを参照してください。
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