先日、社内のレクでカートに乗ってきました（笑） 緊張のパドックでスタートを待つのは同僚Ｊ君、パラソルを持ってにこやかに微笑む、ギャルならぬボーイは当課のマスコット？ 後輩Ｓ君です．．．。
	マシンは空冷９０ＣＣの２サイクル．．．とはいうもののなかなか侮れないものがあります（笑） 遊園地のゴーカートとは全くの別物。速いし本格的な駆け引き（＝バトル）が出来ます！！ リアブレーキはベンチレーティッド・ディスク、フロントはブレーキ無し！ですがこの世界（カート）では当たり前のようです。 リアデフなんてしゃれたものはなく、後輪はリジッド（直結） タイヤはスリックで結構グリップします！！ タイヤに無理を掛けながらコーナーを立ち上がると、前輪からちぎれたゴムのカスが「バチ、バチ」とヘルメットのシールドに飛び散ってきます．．．気分は勝手にＦ−１状態、しびれそう！！
	フォーメーション・ラップの後、「日の丸」の旗を合図にスターティンググリッドから怒涛のスタート開始。 マシンの性能差が無いのでダンゴ状態のままノーブレーキで１コーナーに殺到！！ 接触事故やコースアウトは当たり前。 みなさん「本気：マジ」（切れ）モードです（笑） パワーが同等のマシンなので追い抜きは若干強引。 時々、コースの各所で土煙が上がります。
	今回の走行会で使用したコースは、カート・コースとしては結構本格的なものだそうで、きちんとピットもあります。 「関係者」って感じでウロウロできるのがなかなか良いです（笑） 漂ってくる２サイクルオイルの臭いがたまりません！！ 我々の世代にとっては．．．うーん、最高！！！ 参加者のみなさんは、腕を組んだり、罵声を浴びせたりしてレースの行方を見守っています。 （先に全員、フリー走行＋タイムアタックの予選を実施し、タイムごとにクラス分けして決勝レースというルールでした） しかし．．．女子社員が結構速いんですヨ！ パワー・ウエイトレシオで圧倒的に有利なんですがコーナリングスピードでも負けていません。 首に来る大Ｇ旋回に耐えながら男子社員を追いつめ、追い抜き．．．逃げる方はもちろん必死．．．会場は大フィーバー状態でした（笑）
	午前中は別のグループが走っていたのですが、こちらのマシンは２５０ｃｃのＹＡＭＡＨＡ４サイクルエンジン。 うーむ、マシンにも高級感が漂います。 もちろんトップスピードもかなり出るようです。 （ちょっとコワイ．．）
	ハンドル周りなんかぜんぜん違います！ このマシンを４人交替で１時間耐久レースをやっていたそうですウウッ、うらやましい！！ そっちの方が良かったな．．．． ほかにも、ＹＺ系とおぼしき水冷１２５ｃｃ、２サイクル搭載のマシンも置いてありました。
	ある程度周回を重ねると、集団がバラけてきます。 走り方の基本は、スローインファーストアウト。クリッピングポイントは手前目において、ハンドルを切りながら突っ込んでいきズリリ、ズリリとタイヤを滑らせながらインに付けます。 そこからは、一気にアクセル全開！！ パワーがそんなに無いので安心して踏めます（笑）．．．裏を返せば無理な運転をすれば、タイヤの抵抗でスピードが乗りません。流れるようなリズムに乗った運転がタイムを出す基本です。 低速コーナーで無理やりインに付けようと、グリップ状態でハンドルを切り足すと「クラッ！」と来るぐらい瞬間的に横Ｇが増えます．．．うーん、バイクやクルマとは違う異次元の感覚！！ スピード感よりもコーナーでの横Ｇとのせめぎあいが最高です。 同僚相手にコーナーで後方からプレッシャーを与え続け、やがて焦った相手がスピン・アウト．．．こんなこと会社や公道じゃ味わえません。生きてて良かった．．．（笑） 快感！！！！
	社内最速のカート使いが決定しました．．． 実行委員さんが抜かり無く用意したシャンパンで、凄いことになっています！！！（私もカメラを抱えて避難） 課内でカート同好会を作ろう！！ なんて話で盛り上がる今日このごろ、今期中に２５０ｃｃマシンで走ることを必達の課題として検討中です（笑） ご近所に工場のある会社はどうも「Ｆ−１」に出るというウワサだし．．．．．（笑）

行きっぱなし（笑）の状態で１日が終わってしまいましたが．．．その後２、３日は筋肉痛がひどかったです。
カートもやはり格闘技か！？

本格的にカートで走られている方から見れば「なんと低レベルな．．．」と、笑われてしまいそうな内容ですが、
素人でも、初めての人間でも「楽しめる」ということが伝われば幸いです。

＜２００１．１１追記＞

★カートでＧＯ！２
　ウー、からだ中が痛い！！
　実は先週の日曜日、会社の「レンタルカート同好会」（仮称）で、　またもカートに乗りに行ってきました。
　今度は２５０ｃｃの４サイクル．．．死ぬほどコワイ目もしましたが（笑）、最高に楽しめました。

　気温が低いため最初はタイヤが全くグリップせずズルズル状態！！
　９０ｃｃの時とは違い、ブレーキも上手く使わないと早く曲がれません。コーナーでのＧも、よりキツく、
　直線では先にカーブが見えていても、ブレ−キングポイントまではアクセル全開で突っ込んでいく！！
　「胃がせり上がって来て気分が悪くなるような」ぎりぎりの走りの連続は、日常とは異次元の世界です。
　
　コースを半日貸し切って、フリー走行を２時間と、３人１チームでの一時間耐久レースを２ヒート。
　体がぼろぼろになるまで走り込んでわかったことは．．．

　なぜレースの世界ではタイアウオーマーを使うのか、なぜスタート直後のコーナーは事故が多いのか？
　本当の全開走行は集中力が２〜３周しかもたないこと。　タイムを出す走りと、抜かれないための走りが
　違うこと。タイム差の無いマシンとドライバーでのバトルでは、どこにも追いぬきのポイントが無いこと。
　などがわかって、テレビのレース観戦でも、今後おおいに感情移入出来そうです（笑）

　しかし、いまだにからだ中が痛い．．．カートも体力勝負、格闘技だということが更にわかりました。
　来春のレースまでに、もっともっと体を鍛えなければ（笑）
　（たまにこういう場所でガス抜きをしておくと、一般公道でブッ飛ばそうという気も起こらず安全かも）

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